こんな雑誌ご存知ですか?
学生の頃から雑誌フリークといえるくらいの雑誌好きで、それが高じてか本屋なんかを始めてしまったので、いまでもちょっと変わった雑誌を見つけると嬉しくなってしまいます。このコーナーでは普通の書店ではちょっと見つけにくい雑誌を中心に紹介していきます。
アトリエ・ヴィ 735円
飛田和緒(料理家)、公文美和(カメラマン)、久保百合子(スタイリスト)、高橋良枝(編集者)といったメンバーが集まり2004年に誕生したリトルマガジン「日々」も誕生から2年目に入り、装丁がリニューアルされての登場です。
今回のテーマは「食と本」。巻頭特集では、日々編集人の高橋良枝さんが30年間大事に持ち続け、機会のあるごとに参考にしてきたという料理本の料理を作っていた村上開新堂の山本道子さんが30年前のレシピを再現しています。
また、「食」を中心に日々の暮らしを考える、がコンセプトという『日々』の仲間たちが「食」に関する本を紹介しており、こちらも興味深いところです。
一般的な取次ルートを通していないなので、どこでも売っている雑誌ではありませんが、丁寧なつくりで当店でも着実にファンをつかんでいるようです。
Sawa Company ¥500
昨年惜しまれつつ休刊した「モンタン」の元造り手たちが、手づくりのものに込められた優しい心、てのひらに刻まれた人生、手仕事が放つ輝きなどなど、「手」が作り出す様々な場面や時間を切り取って伝えたいと、季刊誌「手の間」を創刊しました。
創刊第1号では、左官職人原田進氏の仕事に対する考え方や姿勢を「土と生きる」をキーワードに濃密に特集しており、手間かけて創る人、手間かけて創られたものを深く知りたい伝えたいという姿勢がうかがえます。
その他にも、武富勝彦の農食同源「今、魯山人を喰らふ」、「福岡市の繁華街・大名を考える」、interview~伊東啓太郎「環境をデザインするということ」などといった魅力的な特集が並んでいます。
なお、本誌で取材、掲載された内容は、オフィスでありギャラリーであり、角ウチでもあるスペース「手の間」(けやき通り・当店から徒歩2分)で紹介され、造り手たちの心や志も直に感じることができます。

福岡アジア都市研究所という福岡市が中心になって設立された研究機関が発行する季刊の雑誌です。「都市を考え、都市を創る情報誌」というコンセプトで昨年発行されたものですが、編集を担当しているのが、元シティ情報Fukuoka編集長のアストロさんこと佐々木喜美代さん。お堅い研究所の発行する雑誌を本屋で売るのも異例ですが、テーマが地元に関するものということとアストロさんの編集センスもあって当店でもよく売れています。
最新号4号の特集は「都市を潤す緑の力」。人工島で行われる「アイランド花どんたく」にあわせた特集で都市における緑の役割をいろいろな角度から考察しています。当店のあるけやき通りも4ページを割いて特集されており、この場所でもう4年も店をやっているのに知らなかったこともたくさん紹介されていて、得るところ大でした。
前号では大名地区がとりあげられており、次号の特集も博多部とのことなので期待しています。
季刊 都市情報誌「fU(エフ・ユー)」第4号
発売日/平成17年9月15日発行
発 行/財団法人福岡アジア都市研究所
価 格/500円
*「fU(エフ・ユー)」は平成18年3月発売の第6号にて休刊となりました。





