気になる新刊

 雑誌はもちろん書籍もほぼ毎日入荷がありますが、そのなかで真っ先に開けるのは、やはり「新刊」と書かれた箱です。見たことのない本に初めて出会うのは心躍ることですし、それが本屋に行く楽しみの大きな部分を占めているのは確かだと思います。
 ここでは、そんな新入荷の中でも特に気になる本を簡単にご紹介していきます。

「アラン・デュカスのひと皿フレンチ 」

140B 各1260円

アラン・デュカスのひと皿フレンチ お米 (LECON日本版) 

「めざせ!大阪のおばちゃんにも使ってもらえる、フランス料理本」

関西では有名なグルメ誌「Meets Regional」を立ち上げた江弘毅さんらの「編集集団140B」が、斬新な料理本をつくってくれました。

フランス料理、そして著者はフレンチ料理界の巨匠、買っても、部屋のインテリアになりそうな・・・というフランス料理本のイメージを一掃する本です。

もともと、フランス本国では人気料理家の料理本として好評なの「ルッソン(=レッスンの意)」シリーズの日本版になるのですが、
・どのレシピも日本のスーパーで手に入るものばかり。
・材料費も4人分で3千円以内。
・ひとつひとつの工程が写真で載っているので料理下手でもつくりやすい。

こんな庶民的な実用さがありながら、アラン・デュカスグループのソムリエが選んだ、各料理にあうワイン銘柄も盛り込まれるなど憎い演出。

フランス料理本のイメージを一新し、フランス料理が身近になるレシピ本です。創刊は日本人になじみやすい「お米編」と「魚編」の2冊です。(お)


「Meets Regional」http://www.lmagazine.jp/magazine/meets/issue/current_issue/

「編集集団140B」http://www.140b.jp/blog2/cat6/post_2.html

「悪人」 上・下  吉田修一

朝日新聞出版 各567円

悪人(上) (朝日文庫)

けやき通り店の前でも撮影アリ!
吉田修一の最高傑作と言われ、映画の公開も近づいてまいりました小説「悪人」の文庫本。キューブリックでも売上急上昇中!!
けやき通り店の前でも佳男(柄本明)と増尾(岡田将生)の激しいシーンの撮影がありました。ワンシーンを撮影するのに何度も何度もテストと本番を重ねておられ、こうした地道な積み重ねで映画が出来上がってゆく様を拝見でき、貴重な体験をさせていただきました。
福岡・佐賀・長崎と見慣れた景色満載の映画はもちろん、原作もぜひお手にとってみてください。今なら映画公開に併せて特別カバー付です!(や)

『いちにち8ミリの。』 中島さなえ

双葉社 1,365円

いちにち8ミリの。

父・中島らもを超えられるか
小説家、戯曲家、俳優、ミュージシャンなど多彩な才能で世を魅了していた故・中島らも。彼の娘である中島さなえが本作で待望の小説家デビューを果たしました。
まずは目を惹く絶妙なタイトル、『いちにち8ミリの。』。父から受け継いだと思われる言葉のセンスが光ります。
現代を舞台にしているはずなのに、摩訶不思議なエッセンスを紛れ込ませて作り上げられた世界にも、ついつい引きずり込まれてしまいます。
表題作の他に『ゴリづらの木』、『手裏剣ゴーラウンド』の2作が収録されています。どれも見えるか見えないか分からないくらいの毒針を含んだ物語です。どうぞ心して、3つのさなえワールドをお楽しみください。(うめ)