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12/22(火)『悲しみの秘義』刊行記念 若松英輔トークショーを開催します。

悲しみの秘儀.jpgのサムネール画像   「悲しみを通じてしか見えてこないものが、この世には存在する。」  耳をすます、小さな声で勇気と希望に語りかける、二十五編のエッセイ集。  注目の批評家の若松英輔さんが日本経済新聞に半年間に渡って掲載したエッセイ「プロムナード」が、美しい装いの1冊の本 『悲しみの秘義』(ナナロク社)となってこの冬刊行されました。こちらを記念したトークショーを12月22日(火)に箱崎店で開催いたします。  宮沢賢治、小林秀雄、須賀敦子といった数多くの作家のエッセンスを平易な語り口で綴り、新聞連載時から深い感動をよび大きな反響を得たエッセイですが、著者の実体験から描き出したエピソードも収録されています。  悲しみが決して遠ざけたいだけのものではないことを示唆する本書の中の言葉。そして本書に引かれた数々の作家たちの言葉は、私たちが生きていく上で大きな支えになるものばかりです。  当日は編集を担当したナナロク社の村井代表にも聞き手として登壇いただき、書くことや読むことなど文学の話も交えながら、悲しみが教えてくれることを若松さんと一緒に考える時間にしたいと思います。  皆様のご参加を心よりお待ちしております。    「人が悲しむのは、大切な何かを失ったとき、あるいは大事な何かが見失われたとき    なのかもしれません。しかし、悲しみは、その人の人生には何か大切なものがある、    ということの確かな証しのようにも思われます。誤解を恐れずにいえば、    悲しみとは、愛すべきものが人生にあることの発見なのかもしれません。    悲しみが告げ知らせる、耳には聞こえない、人生の声をめぐって、    皆さんといっしょに感じ、考えるひとときにできればと願っています。」  若松英輔 *装幀は名久井直子さんが担当。目をうばわれる複雑で美しい装画は日傘作家のひがしちかさんによるものです。カバーは6種類、表紙も9種類あります。さまざまな悲しみの彩りが本のデザインでも表現されています 『悲しみの秘義』(ナナロク社) 刊行記念  若松英輔さんトーク&サイン会 日 時:2015年12月22日(火)19:00スタート(18:30開場) 会 場:カフェ&ギャラリー・キューブリック(ブックスキューブリック箱崎店2F・     福岡市東区箱崎1-5-14・JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分) 参加費:『悲しみの秘義』ご購入代金(本体1,600円+税)+ワンドリンクオーダー 出 演:若松 英輔(批評家) 聞き手:村井 光男(ナナロク社代表) *事前に本書をご購入いただいた方は当日お持ち下さり受付でご提示ください。 その場合、書籍は当店で購入くださいますようにお願いいたします。 予約先: ①メールでお申し込み hakozaki@bookskubrick.jpまで、 [1.お名前、2.参加人数、3.ご連絡先電話番号]をご記入の上お申込みください。 当店からの予約確認メールをもってお申し込み完了といたします。 ※返信がない場合はお電話にてお問合せください。 ②peatixというサービスからも簡単に予約が可能です。 こちらの「チケットを申込む」ボタンからお申込ください。 参加費は当日受付でお支払いくださいますようお願いいたします。 若松さん.jpg若松 英輔(わかまつ・えいすけ)プロフィール 批評家。1968 年(昭和43年)新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文学科 卒業。「越知保夫とその時代 求道の文学」で第14回三田文学新人賞受賞。著書に『井筒俊彦 叡知の哲学』『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)、『魂にふれる 大震災と、生きている死者』『池田晶子 不滅の哲学』(トランスビュー)、『吉満義彦 詩と天使の形而上学』『内村鑑三をよむ』(岩波書店)、『涙のしずくに洗われて咲きいづるもの』(河出書房新社)、『生きる哲学』(文春新書)、『霊性の哲学』(角川選書)などがある。